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2004年度第1回日本疫学会理事会(2004/1/21)

2004年度第1回日本疫学会理事会(新旧合同)議事録
        日時:平成16年1月21日(水)午後6:00~8:00
        場所:山形キャッスルホテル(山形市)

出席者(順不同、敬称略) 能勢隆之、稲葉裕、上島弘嗣、黒沢洋一、児玉和紀、古野純典、佐藤眞一、田島和雄、徳留信寛、中館俊夫、中村好一、橋本修二、深尾彰、松村康弘、三浦宜彦、山縣然太朗、吉村健清
欠席者(委任状) 上畑鉄之丞、大島明、鏡森定信、田中平三、玉腰 暁子、津金昌一郎、辻 一郎、藤田委由、山口直人、渡辺昌

1.協議事項
 1)2003年度第2回日本疫学会理事会議事要旨が確認された。
 2)2003年度事業報告が承認された。
 (1)第13回日本疫学会学術総会、第10回JEA疫学セミナー
   2003年1月(古野純典会長)「臨床研究と疫学」
   学術総会489名参加、疫学セミナー240名参加
 (2)会誌Journal of Epidemiologyの刊行 13巻1号-13巻6号、Supplement
   掲載論文数 13巻1号 7(1)編、13巻2号8編、3号8(1)編、4号6(1)編、5号7編、6号6編、
   Supplemen14編、合計 56(3)編 ()内はReview数
 (3)ニュースレターの刊行 第21号、第22号
 (4)日本疫学会倫理審査委員会
   審査件数 5件
 (5)日本疫学会功労賞受賞者
   古野純典(第13回日本疫学会学術総会会長)
(6) 日本疫学会奨励賞受賞者(順不同、敬称略)
玉腰 暁子 名古屋大学大学院   三浦 克之 金沢医科大学
横山 徹爾 国立保健医療科学院  荒井由美子 長寿医療研究センター
 (7)疫学の未来を語る若手の集い
   2003年1月25日「疫学者のアイデンティティー・・疫学元気大作戦!!」
40名が参加。
 (8)国際交流委員会(第4回日韓合同疫学セミナー 12月5日 ソウル)
 3)2003年度決算(監査結果報告)が承認された。
 4)2004年度事業計画が承認された。
 (1)第14回日本疫学会学術総会、第11回JEA疫学セミナー
 (2)会誌Journal of Epidemiologyの刊行 14巻1号-14巻6号の予定
 (3)ニュースレターの刊行 第23号、第24号
 (4)日本疫学会功労賞
 (5)日本疫学会奨励賞
 (6)疫学の未来を語る若手の集い
 (7)国際交流委員会
 (8)倫理問題検討委員会
(9) 倫理審査委員会
5)2004年度予算が承認された。
 6)2004年の役員体制(理事長指名理事、ニュースレター編集委員長、監事、名誉会員・功労賞受賞者推薦担当理事、奨励賞選考担当理事、ニュースレター編集委員長指名)について下記のとおり承認された。 
 理事長:吉村 健清(産業医科大学)
理 事:稲葉  裕(順天堂大学)
     上島 弘嗣(滋賀医科大学)
     鏡森 定信(富山医科薬科大学)
     児玉 和紀(放射線影響研究所)    
古野 純典(九州大学大学院)
     佐藤 眞一(大阪府立健康科学センター)
     辻 一郎 (東北大学大学院)
     徳留 信寛(名古屋市立大学)
中村 好一(自治医科大学)
     中館 俊夫(昭和大学)    
深尾 彰 (山形大学)
三浦 宜彦(埼玉県立大学)
     山縣然太朗(山梨大学)
     山口 直人(東京女子医大)
指名理事:
     川上 憲人(岡山大学)
     岸  玲子(北海道大学)
     玉腰 暁子(名古屋大学)
  福井 次矢(京都大学)
     清水 弘之(岐阜大学)
監 事:
     黒沢 洋一(鳥取大学)
   丸井 英二(順天堂大学)
  
理事長代行理事:上島 弘嗣
庶務担当理事: 中村 好一
財務担当理事: 山口 直人
名誉会員推薦担当理事・功労賞受賞者推薦担当理事:稲葉 裕
国際交流委員: 上島 弘嗣
ニュースレター担当理事:児玉 和紀
尚、各員会の委員については各担当理事が推薦することとなった。
   倫理問題検討委員会については任期等について細則を作成することとなった。
 7)倫理問題
   田島理事より広島県熊野町の「事件」に関する経過報告があった。
   平成15年7月より施行された「臨床研究に関する倫理指針」の取り扱いについては倫理問題委員会の検討事項となった。また、地域がん登録事業以外の健康増進法第16条に基づく事業等(循環器疾患登録や検診後の精密検査等受診状況の追跡など)に関しても、疫学情報としての信頼性の観点から、十全に作業が進むよう、厚生労働省に働きかけを行う必要があるとの意見があり、倫理問題検討委員会の検討事項となった。
 8)その他  
JEの投稿規定Aknowledgementsの改訂について中村編集委員長案(投稿規程2004・1・21改正)が承認された。
JEの著作権について著作権協会に委託する方向で検討することとなった。
ニュースレター編集について時間的な問題のため23号は旧編集委員で行い、24号より新編集委員により行うことが決定された。
 
2.報告事項
 1)庶務報告(事務局)
   1.会員数(2003年12月31日現在)
   名誉会員26名、評議員254名、普通会員1,084名、合計1,364名
   2.年会費納入状況(2003年12月31日現在)
   2003年度会費納入義務あり会員 1,338名中、納入者 1,194名(89.2%)、
   2年以上の未納者53名(3.9 %)
 3)Journal of Epidemiology 編集委員会(中村編集委員長)
   中村編集委員長より編集状況の報告があった。教育的指導による採択率の向上に関する意見が出された。
 4)ニュースレター編集委員会(児玉編集委員長)
   次回発行は3月とする。前回理事会で指摘のあった、『冊子から電子化したが、発行の連絡が課題。電子メールによる発行の連絡を至急検討することとなった。ニュースレターのメールマガジン化については今後の課題とした。』について、メールアドレスを疫学会に登録していない会員が少なからずあることがわかり、メールによる発行の連絡はこの点での不公平が生じるとの報告があった。アドレスの登録・更新を呼びかけるとともに、なお残る少数の会員にはプリントアウトを郵送することも考慮してはどうか、との意見があった。また、当面、J Edidemiolの郵送シールに、『ニュースレター第23号が刊行されました』等と印刷してはどうか、との意見があった。
 4)第14回日本疫学会学術総会準備状況
 5)第15回日本疫学会学術総会準備状況
   上島次期学会長より第15回日本疫学会学術総会の日程等の報告があった。
   2005年1月21日(金)22日(土)ピアザ淡海 
   メインテーマ「共同研究の推進に向けて」(案)
   疫学セミナー、理事会 1月20日(木)
 6)各種委員会報告(各委員会委員長)
① 倫理問題検討委員会
稲葉担当理事より倫理問題検討委員会のこれまでの経過と次期の課題(「倫理問題検討委員会の細則作成」、「大島理事からの提案に関して」、「広島県熊野町の「事件」の扱い」、「声明公表のプロセスの検討」)が報告された。「声明公表のプロセスの検討」については、能勢理事長より質問があり、稲葉理事より『内容によって、倫理問題検討委員会だけの場合、理事会・評議員会の承認を必要とする場合、総会決議を必要とする場合などの検討が必要であり、次期理事会において検討したい。』との返答があった。」

② 日韓合同疫学セミナー
吉村理事より2003年12月5日ソウルで開催された第4回日韓合同セミナーに関する報告があった。
 7)評議員の定年(満63歳)に伴う退任について(順不同、敬称略)
氏名    所属機関名
池田 正人  産業医科大学 産業生態科学研究所 産業保健経済学
宇佐見 隆廣 独協医科大学 公衆衛生学教室
大原 啓志 高知医科大学 公衆衛生学教室
恒松 由記子 国立成育医療センター 小児腫瘍科
柳井 晴夫  大学入試センター研究開発部
川口 毅 昭和大学 医学部 公衆衛生学教室
渡辺 昌 東京農業大学 応用生物科学部 栄養科学科
上畑 鉄之丞 聖徳大学 人文学部 生活文化学科
奥村 寛 長崎大学 医学部 原研 放射線応答解析分野
吉澤 信行 防衛医科大学校 公衆衛生
五十嵐 正紘 開業
城田 知子 中村学園大学 短期大学部
田中 平三 独立行政法人 国立健康・栄養研究所
8)その他
   能勢理事長より退任の挨拶と吉村新理事長より就任の挨拶があった。

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