- 2007年度第3回日本疫学会理事会 議事録
日時 | 2007年(平成19年)10月26日(金)13:00-14:30 |
場所 | 愛媛県県民文化会館 第3会議室 愛媛県松山市道後町2丁目5番1号 |
出席者 | (順不同、敬称略)深尾彰、中村好一、山縣然太朗、三浦宜彦、
佐藤眞一、中山健夫、児玉和紀、岸玲子、岡山明、橋本修二、斎藤重幸、
黒沢洋一、秋葉澄伯、丸井英二、山口直人*、徳留信寛*、浜島信之*、田中恵太郎*、津金昌一郎*、祖父江友孝*、玉腰暁子*、辻一郎*
*委任出席者 |
オブザーバー | (敬称略)山路義生(第18回学術総会事務局長) |
欠席者 | (敬称略)大井田隆 |
理事会に先立ち、児玉和紀理事長より、委任状提出者を含めて理事の過半数の出席により理事会が成立していることが確認された。西事務局長より理事会資料の確認が行われた。
<協議事項>
1. 2007年度第2回日本疫学会理事会議事録(案)が報告され、承認された。また、法人組織ではないので、当面は議事録署名人を置かないことが決定された。
2. 名誉会員推薦について、以下の通り佐藤委員長より報告があり、承認された(順不同、敬称略)。
柳川 洋、富永 祐民、曽田 研二、三宅 浩次
3.功労賞推薦について、以下の通り佐藤委員長より報告された(敬称略)。
児玉 和紀(財団法人 放射線影響研究所・主席研究員)
本人より、理事長在職中の受賞は辞退したいとの申し出があり承認された。
4. 奨励賞推薦について、以下の通り深尾委員長より報告され、承認された(順不同、敬称略)。
また、中山理事から奨励賞推薦者の人数の決め方での質問があり、奨励賞選考委員の判断に委ねることとした。
若井 建志 | (名古屋大学大学院医学系研究科・准教授) |
西 信雄 | (財団法人 放射線影響研究所・疫学部副部長) |
5. 評議員推薦について、以下の通り事務局より報告され、承認された(順不同、敬称略)。
若井 建志 | (名古屋大学大学院医学系研究科・准教授) |
広瀬 かおる | (愛知県衛生研究所企画情報部・企画情報科長) |
井上 真奈美 | (国立がんセンターがん予防・検診研究センター予防研究部予防疫学研究室・室長) |
山本 精一郎 | (国立がんセンターがん対策情報センターがん情報・統計部がん統計解析室・室長) |
味木 和喜子 | (国立がんセンターがん対策情報センターがん情報・統計部地域がん登録・室長) |
小久保 喜弘 | (国立循環器病センター予防検診部・医長) |
村上 義孝 | (国立大学法人 滋賀医科大学社会医学講座福祉保健医学部門・講師) |
上原 里程 | (自治医科大学地域医療学センター公衆衛生学部門・准教授) |
栗山 進一 | (東北大学大学院医学系研究科医科学専攻社会医学講座公衆衛生学分野・准教授) |
6. Journal of Epidemiology新編集委員(中村編集委員長)
中村編集委員長より新編集委員会のメンバーが紹介された。メンバー構成としては、今までの編集委員会のメンバーのうち、6年間編集委員をされた先生の数名を除いたメンバーに新メンバーが追加された。新編集委員の先生方には予め内諾をいただいている。また、今までに無いポジションとして、辻理事に副編集委員長をお願いし、内諾済である。また、コンサルティングエディターに、中村編集委員長と橋本理事に残っていただく事になり、新編集委員会のメンバーが承認された。
編集委員長 | 祖父江友孝 | 国立がんセンター がん対策情報センター がん情報統計部 |
副編集委員長 | 辻一郎 | 東北大学大学院医学系研究科社会医学講座公衆衛生学分野 |
編集委員 | 石川鎮清 | 自治医科大学地域医療学センター地域医療学部門 |
| 井手玲子 | 産業医科大学 産業生態科学研究所 臨床疫学教室 |
| 井上真奈美 | 国立がんセンターがん予防・検診研究センター予防研究部 |
| 大久保孝義 | 東北大学大学院薬学研究科医薬開発構想寄附講座 |
| 岡村智教 | 国立循環器病センター予防検診部 |
| 黒沢洋一 | 鳥取大学 医学部 医学科 社会医学講座 健康政策医学分野 |
| 佐藤俊哉 | 京都大学大学大学院医学研究科社会健康医学系専攻医療統計学分野 |
| 新開省二 | 東京都老人総合研究所 社会参加とヘルスプロモーション研究チーム |
| 関根道和 | 富山大学大学院医学薬学研究部保健医学講座 |
| 曽根智史 | 国立保健医療科学院 |
| 谷原真一 | 福岡大学医学部衛生学教室 |
| 永田知里 | 岐阜大学大学院医学系研究科 疫学・予防医学分野 |
| 西信雄 | (財)放射線影響研究所疫学部 |
| 林朝茂 | 大阪市立大学大学院 医学研究科 産業医学 |
| 三浦克之 | 金沢医科大学健康増進予防医学部門 |
| 溝上哲也 | 国立国際医療センター研究所 国際保健医療研究部 |
| 安田誠史 | 高知大医学部医療学講座予防医学・地域医療学分野(公衆衛生学) |
顧問編集委員 | 中村好一 | 自治医科大学 公衆衛生学教室 |
| 橋本修二 | 藤田保健衛生大学 医学部 衛生学講座 |
編集コーディネーター | 橋本勝美 | 国立がんセンターがん対策情報センター がん情報・統計部 |
<報告事項>
1. 庶務報告(事務局)
1)会員数(2007年10月5日現在)
名誉会員:25 名 評議員:214 名 普通会員:1,257名 合計:1,496名
2) 会費納入状況(2007年10月5日現在)
2007年度会費納入義務あり会員:1,471名
2007年度までの会費納入完了者:1,124名(76.4%)
2年以上の滞納者(2005、2006年度分):141名(9.6%)
2年以上滞納の先生方には、2007年12月31日までに会費の納入が無い場合、その時点で自動的に退会の手続きをとる旨、文書にて通知済みである。
2. 各種委員会報告
1) 将来構想検討委員会(中村副委員長)
・ 委員会の開催状況
1月の総会にて発足した将来構想検討委員会は、すでに3回委員会を開催しており、11月には4回目の委員会を開催予定である。今年度の終わりには一定の結論を出す方向で精力的に活動中である。また、委員会のみならず、メーリングリストを設置し、それを通じて議論をしている。
・ 統計法改正に係る疫学研究への法的配慮当に関する要望書
5月16日の国会成立以降、厚生労働省とも協議しながら対応を検討し、第2回将来構想検討委員会で要望書(案)を提示した。さらに議論を重ね、7月3日に将来構想検討委員会メーリングリストにて承認された。7月13日に理事会メーリングリストで承認を受け、児玉理事長・他が、7月23日に厚生労働省に8月3日に総務省に、それぞれ提出した。さらに、社会医学系4学会が要望書を10月19日に厚生労働省に共同提出した。文部科学省と総務省へ提出を近々行う予定であるが、日程は未定との報告があった。また、11月には日本医学会が要望書を提出する予定である。
・ 政府統計の活用に係るアンケート調査
政府統計の活用に係るアンケート調査を実施し、132名の方から回答があった。アンケート結果は日本疫学会のホームページにて掲載中である。
・ 学会機能を強化するための戦略
学会事務局とJE編集委員会事務局を委託し、恒常化する方向で検討中。
公衆衛生学会、産業衛生学会が委託をしている財団法人日本公衆衛生協会と、ただ今交渉中である。
また、評議員会の機能強化、研究コンサルテーション・システムの構築に関して検討中。
・ 社会貢献・社会へのアピールを強化するための戦略
情報収集・情報処理・広報の各体制について検討中。
・ 臨床分野との連携を強化するための戦略
臨床研究に対する疫学者の関わりなどについて調査(アンケートを含む)を計画中であり、1月の総会にて学会員にアピールする方向で検討中。
2) 国際交流委員会(中村委員長)
・ 第6回日韓疫学セミナーについて以下の通り報告があった。また、3名分の旅費は韓国疫学会が負担するとの連絡があり、残り1名分については、国際交流委員会の予算から支出する予定である。
日程: | 平成19年11月30日(金) |
場所: | Yonsei University |
テーマ: | アジア・太平洋地域でのメタボリックシンドロームと疫学的性質 |
参加者(順不同、敬称略):児玉和紀、中村好一、岡山明、岡村智教
・ 2007年8月27日~29日にオーストラリアで開催されたIEA Regional
Meetingにて、第20回日本疫学会学術総会をIEA Regional Meetingと共催したい旨をお願いして来た。また、IEAの会員ではない方には是非会員になっていただき、選挙そして2008年9月20日~24日(ブラジル)に行われるIEA総会にも是非参加して頂きたいとの報告があった。
3) 倫理審査委員会(東日本、西日本:事務局)
東日本は審査中の案件はなく、西日本に審査中の案件1件があることが報告された。
4) Journal of Epidemiology編集委員会(中村編集委員長)
・ 2007年10月12日現在で投稿受領したものが67編、現状が60編である。海外からの投稿は21編であった。Supplement1シリーズ現在検討中であり、刊行状況については現在17巻6号を印刷中である。
・ 新編集委員会との引継ぎについて、今年度中に受け付けた論文は、現在の編集委員会で採否の決定まですべて行う予定である。新編集委員会に移行後は、投稿の受付を原則電子メールで行う予定である。2008年春頃にインパクトファクターをどのように上げていくか等の話し合いをするために、委員会を開催する予定である。
5) ニュースレター編集委員会(三浦理事)
2007年9月15日にニュースレターNo.30を発行した。
6) その他
1)岸理事より、日本学術会議パブリックヘルス分科会が出す報告書について1月の学術総会にて日本疫学会員の意見を聞きたいので将来構想検討委員会またはその他の時間を確保してほしいとの要望があった。
2)倫理問題検討委員会(山縣委員長)より疫学研究に関するガイドラインが見直されたので、ニュースレター等で報告する予定であることが報告された。
3. 第18回日本疫学会学術総会準備状況が、丸井次期学会長、山路学会事務局長から以下の通り報告された。
日程: | 平成20年1月25日(金)~26日(土) |
場所: | 学術総合センター |
テーマ: | 地球時代の疫学に向かって |
事務局: | 順天堂大学医学部公衆衛生学教室(TEL:03‐3818‐2535) |
4. 第19回日本疫学会学術総会準備状況が事務局から以下の通り報告された。
会長: | 中川 秀昭先生 (金沢医科大学健康増進予防医学部門・教授) |
日程: | 平成21年1月23日(金)~24日(土) |
場所: | 金沢市文化ホール |
テーマ: | 未定 |
<その他>
・ 日本公衆衛生学会総会での日本疫学会紹介ブースの出展を今後事業計画に入れていく。
・ 会員専用のホームページ作成については検討していく。
・ アーカイブにてJE1巻1号~最新号までPDFファイルにてご覧いただけるようになる。