- 2008年度第3回日本疫学会理事会 議事録
日時 | 2008年(平成20年)11月5日 (水)18:00-20:20 |
場所 | (財)アクロス福岡 502号室 |
出席者 | (順不同、敬称略):児玉和紀、中村好一、三浦宜彦、津金昌一郎、祖父江友孝、岡山明、橋本修二、斎藤重幸、中山健夫、田島和雄、磯博康、中川秀昭、辻一郎*、山口直人*、浜島信之*、秋葉澄伯*、田中恵太郎*、岸玲子*、黒沢洋一*、玉腰暁子*
*)委任出席者
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欠席者 | 山縣然太朗、深尾彰、大井田隆 |
理事会に先立ち、児玉理事長より、委任状提出者を含めて理事の過半数の出席により理事会が成立していることが確認された。
<協議事項>
1.2008年度第2回日本疫学会理事会議事録(案)が報告され、佐藤眞一前理事の意見を反映したものを最終版とすることが承認された。
2.名誉会員推薦について、以下の通り津金委員長より報告があり、承認された(五十音順・敬称略)。
大野 良之、嶋本 喬、久道 茂
また、3名の先生方に理事会にて名誉会員としての推薦が承認された旨を事務局より連絡する。中村理事より、名誉会員になると選挙権がなくなるので、名誉会員になりたくない方もでてくるかもしれないので、本人に意思確認をするべきであるとの意見が出された。
3.功労賞推薦について、以下の通り津金委員長より報告された(敬称略)。
丸井 英二(順天堂大学医学部公衆衛生学教室・教授)
理事会にて功労賞受賞候補者として推薦された旨を事務局より連絡する。
4.奨励賞推薦について、以下の通り中山理事より報告され、承認された(五十音順、敬称略)。
委員会の中で2名まで(同点2位を含む)の推薦と取り決めをしていたので、その取り決めに従い、5名の推薦の中から上位3名を選出。
井上 真奈美(国立がんセンターがん予防・検診センター・室長)
大平 哲也(大阪大学大学院医学系研究科・准教授)
岡村 智教(国立循環器病センター予防検診部・部長)
5.評議員推薦について、以下の通り事務局より報告され、承認された(五十音順、敬称略)。
石川 鎮清(自治医科大学地域医療学センター・准教授)
井手 玲子(産業医科大学産業生態科学研究所・学内講師)
大久保 孝義(東北大学大学院薬学研究科・准教授)
曽根 博仁(お茶の水女子大学大学院人間文化創成科学研究科・准教授)
谷原 真一(福岡大学医学部衛生学教室・准教授)
林 朝茂(大阪市立大学大学院医学研究科産業医学・准教授)
6.評議員として再任する会員の推薦について事務局より説明、報告があった。理事会として返信のあった177名については来年1月の会務総会、評議員会に推薦をすることが決定された。返信いただけていない21名の方は再度事務局より連絡をし、再任の意思確認をすることとした。
7.倫理審査委員推薦について事務局より説明、報告があった。年内に、東日本については山口委員長に留任または新たな方を推薦いただくよう連絡し、西日本については中山理事より竹下委員長に連絡していただくことに決定した。
8.第21回日本疫学会学術総会学会長について理事長より報告があった。札幌医科大学の森満教授(評議員)にお願いをしたところ、前向きに検討するとの連絡があった。
9.理事選挙の例年の流れについて事務局より報告があった。
・ Instruction to Authorsの改定案について
*大まかな方向性は承認。語句の整合性をチェックし、Nativeの確認を受ける。
・ 著者以外のConflict of Interestについて
*編集委員会とは別に対応
・ 関連業務依頼業者について
*印刷業者変更承認された。
*英文校閲業者については、一人の校閲者に長期間依頼することに賛成。ただし、費用は疫学会の身の丈にあったものにしてほしい。8-9円/Wordくらいにならないか。
東邦大学医学部のKiplerさんに様子を伝えて、コスト軽減の交渉をした後、早急に現行のCactusには中止の旨を伝え、来年からKiplerさんにお願いする事ですすめる予定。(ただし、コストの点であまり問題があるようであれば、中止の可能性もあることを条件に)
・ JE収入増加策について
*日本学術振興会科学研究費補助金(学術定期刊行物)申請について承認された。
*査読者が日本疫学会員の場合のお礼廃止について概ね合意。
*OECD加盟国以外の著者への別刷り無料配布廃止についてIJEが用いているのグループ分けを再確認し、無料配布がふさわしいとされる国へJE雑誌一部のみ送ってはどうか等意見が出された。
*掲載料徴収については事務局にて検討中(クレジットカード等)。
・ 査読システムの改善について
*日本疫学会員ではない外国人Author(Manuscript Centralに登録済みの人)として投稿してきた人への依頼について概ね合意。
・ 編集体制の方向性について
*2010年の学術総会時に日韓疫学セミナーを開催予定であり、その際に韓国疫学会との共同出版についての可能性を議論する予定である。
11.「A Dictionary of Epidemiology 翻訳」について中村理事より以下の通り報告され、承認された。
・ A Dictionary of Epidemiology 第3版の日本語訳を日本疫学会が以前行い、日本公衆衛生協会より出版し、今回第5版についても同様に日本語訳を行う。
・ 第3版の翻訳担当31名全員に声をかけ、今回の翻訳にも参加するかどうかの意向を確認する。
・ 以前の翻訳担当者の参加状況によっては日本疫学会会員の中から翻訳を担当される先生を広く募る。
・ 日本疫学会通信にて翻訳担当者公募についてのお知らせをする。
・ 評議員の方で翻訳担当となった場合には、来年度から始まる評議員の活動報告の中に翻訳担当である事を含むことができる。
12.玉腰監事より日本人類遺伝学会ゲノムMedical Research Coordinator制度の日本疫学会との連携案が事前に提出され、玉腰監事欠席の為、児玉理事長より説明があった。日本疫学会から浜島理事を委員長とし玉腰監事、岡山理事を委員とする委員会を立ち上げることとした。
13.公衆衛生関連学協会連絡協議会への参加等について児玉理事長より報告され、承認された。代表者を児玉理事長、代表者代理に中村理事が決定された。
<報告事項>
2.各種委員会報告
(1)将来構想検討委員会について、中村理事より以下の通り報告があった。
・ 既に2回委員会を開催し、今月29日に第3回目を予定(勉強会も含む)。
・ 日本疫学会の会員全員を対象に、10月中旬ニュース・レターと共に調査票を郵送したが、回収状況があまりよくない。
・ 統計法施行令の改正政令案に対する意見募集:統計利用促進委員会の辻委員長を中心に対応を検討中。
(2)ニュース・レター編集委員会について、三浦担当理事より、2008年10月15日にニュース・レターNo.32を発行したとの報告があった。
(3)国際交流委員会について中村国際交流委員長より報告があり、今後検討すべき点として以下があげられた。
・ 今後の補助を行う場合には、所属長の推薦をいただく。
・ 会員歴の年数に条件をつける。
(4)倫理審査委員会(東日本・西日本:事務局)
東日本は審査中の案件はなく、西日本に審査中の案件が1件あることが報告された。
・ 臨床系の学会に参加した際には申請書等配布している。
・ 1件申請があり、京都大学の川村孝先生にお願いをし、研究を進めている。
日程: |
平成21年1月23日(金)~24日(土) |
場所: |
金沢市文化ホール |
テーマ: |
疫学研究から健康施策へ |
事務局: |
金沢医科大学医学部健康増進予防医学部門内(TEL:076‐218-8093) |
4.国際疫学学会・西太平洋地域学術総会兼第20回日本疫学会学術総会準備状況が、三浦次期学会長から以下の通り報告された。
日程: |
平成22年1月9日(土)~10日(日) |
場所: |
埼玉県立大学 |
事務局担当者: |
萱場一則先生 |
・ 赤字の際には50万円を上限に増額するとの前例があり、今回は増額を検討する可能性がある。
・ IEAから1万ドルの補助がある。
5.その他
・ 磯理事より新任のご挨拶があり、さらに大阪府立健康科学センター存続についてのご報告と会員からの署名に対するお礼があった。