- 2009年度第3回日本疫学会理事会 議事録
日時 | 2009年(平成21年)10 月23日(金)14:00-16:10 |
場所 | 奈良県文化会館 第一会議室 |
出席者 | (順不同、敬称略)児玉和紀、辻一郎、中村好一、山縣然太朗、
三浦宜彦、津金昌一郎、田島和雄、浜島信之、磯博康、中山健夫、秋葉澄伯、岸玲子、岡山明、橋本修二、斎藤重幸、黒沢洋一、森満、深尾彰*、山口直人*、大井田隆*、田中恵太郎*、祖父江友孝*、玉腰暁子* *委任出席者
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オブザーバー | (敬称略)丸井英二 |
<理事長選挙>
2009年度理事長選挙管理委員会小笹晃太郎委員長のもと、次期理事[出席者12名(五十音
順、敬称略):秋葉澄伯、磯博康、黒沢洋一、津金昌一郎、辻一郎、中村好一、中山健夫、
橋本修二、浜島信之、丸井英二、三浦宜彦、山縣然太朗]の互選により、秋葉澄伯理事が次
期理事長(任期2010年1月の会務総会-2013年1月の会務総会)に選出された。
理事会に先立ち、児玉理事長より、委任状提出者を含めて理事の過半数の出席により理事
会が成立していることが確認された。
<協議事項>
1.2009年度第2回日本疫学会理事会議事録(案)が報告され、仮称公衆衛生学会教育・生涯学習委員会研修会の名称を正式名称に、倫理審査委員会審査中案件東日本0件を1件に訂正し承認された。
2.
(1)名誉会員の該当者はなしと津金名誉会員推薦担当理事の長より報告があった。
(2)功労賞推薦について、以下の通り津金功労賞受賞者推薦担当理事の長より報告が
あった(敬称略)。
中川秀昭(金沢医科大学 健康増進予防医学部門・教授)
(3)奨励賞推薦について、以下の通り岸委員より報告され、承認された(五十音順、
敬称略)。
委員会の中で3名までの推薦と取り決めをしていたため、その取り決めに従い、6名の推薦の中から上位3名を選出した。
寳沢 篤 | (東北大学大学院医学系研究科・助教) |
松尾 恵太郎 | (愛知県がんセンター研究所・室長) |
宮木 幸一 | (国立国際医療センター・室長) |
3.評議員推薦について、以下の通り事務局より報告され、承認された(五十音順、敬称
略)。
これまでの評議員が今年度から3年間の任期で再任されたことにより、来年1月の会務総
会に新たに承認される評議員は任期を揃えるため、2012年1月までの2年間の任期になる
ことを確認した。
大西 浩文 | (札幌医科大学医学部・講師) |
郡山 千早 | (鹿児島大学大学院医歯学総合研究科・准教授) |
坂内 文男 | (札幌医科大学医学部・准教授) |
佐田 文宏 | (国立保健医療科学院疫学部・室長) |
鈴木 康司 | (藤田保健衛生大学医療科学部・講師) |
武林 亨 | (慶応義塾大学医学部・教授) |
田中 英夫 | (愛知県がんセンター研究所・部長) |
田辺 直仁 | (新潟大学大学院医歯学総合研究科・准教授) |
西脇 祐司 | (慶応義塾大学医学部・専任講師) |
4.Journal of Epidemiology 外国人編集委員候補者リストについて事務局より報告され、承認された
【外国人編集委員候補】。
任期については、編集委員長の任期に合わせてはどうかとの提案があり、JE編集委員
会で議論をした結果を、次回の理事会で報告をしていただくことに決定した。
5.人類遺伝学会 Research Medical Coordinator委員会について浜島委員長から説明があり、日本人類遺伝学会GMRC制度の日本疫学会との連携における協定書を概ね了承したが、下記に示した通りいくつかの指摘があった。
・ 費用負担者が会員本人であることを明記する。
・ 日本疫学会からの代表をGMRC 制度委員会の委員に加える。
・ 協定期間の見直しについては、5年を待たなくとも、いずれかから申し出があれば見直しができる。
6.第22回日本疫学会学術総会会長に山口直人教授(東京女子医科大学衛生学公衆衛生学第二講座)を推薦することが決定された。
7.第20回日本疫学会学術総会について、赤字の場合に限り50万円を上限として追加補助を出すことに決定した。
<報告事項>
2.次期理事・次期理事長選挙結果が理事長から報告された。
平成21年9月12日(土)於:(財)放射線影響研究所
日本疫学会次期理事一覧 (2010年1月の会務総会~2013年1月の会務総会)
辻 一郎 | (東北大学大学院 医学系研究科 社会医学講座 公衆衛生学分野) |
深尾 彰 | (山形大学大学院 医学系研究科 公衆衛生学講座) |
中村 好一 | (自治医科大学 公衆衛生学教室) |
山縣 然太朗 | (山梨大学大学院 医学工学総合研究部 社会医学講座) |
三浦 宜彦 | (埼玉県立大学 保健医療福祉学部 健康開発学科) |
祖父江 友孝 | (国立がんセンター がん対策情報センター がん情報・統計部) |
津金 昌一郎 | (国立がんセンター がん予防・検診研究センター 予防研究部) |
丸井 英二 | (順天堂大学 医学部 公衆衛生学教室) |
浜島 信之 | (名古屋大学大学院 医学系研究科 予防医学/医学推計・判断学) |
橋本 修二 | (藤田保健衛生大学 医学部 衛生学講座) |
磯 博康 | (大阪大学大学院 医学系研究科 社会医学専攻 公衆衛生学) |
中山 健夫 | (京都大学大学院 医学研究科 社会健康医学系専攻健康情報学分野) |
黒沢 洋一 | (鳥取大学 医学部 社会医学講座 健康政策医学分野) |
田中 恵太郎 | (佐賀大学 医学部 社会医学講座 予防医学分野) |
秋葉 澄伯 | (鹿児島大学大学院 医歯学総合研究科 健康科学専攻人間環境学講座 疫学・予防医学) |
※また、理事長選挙の結果、秋葉澄伯理事が次期理事長に選出されたことが報告された。
3.各委員会報告
1) 将来構想検討委員会
*統計利用促進委員会について辻委員長より以下の通り報告があった。
・4月22日に厚生労働省健康局の方と会見を開いた。
・人口動態調査死亡票の目的外利用申請に関しては、スピードアップをはかり、申請から承諾までに3~4 ヶ月でできるようになっている。
・日本版NDI(National Death Index)について話し合いを進めている段階である。
*疫学研究支援委員会について中村委員長より以下の通り報告があった。
・前回の理事会から新たな進展はなく、今までに3件の申請があった。
*学術委員会について中山委員長より以下の通り報告があった
【学術委員会】。
・第20回日本疫学会学術総会において学術委員会・理事会企画シンポジウムを行う。
・テーマ:ヘルスサービス研究、シンポジストは4名の日本疫学会会員
*広報委員会について岡山委員長より以下の通り報告があった
・他学会への広報に努めている。
・投稿状況について、2009年1月1日~10月5日までに172編受領。
・2005 年~2009 年の投稿推移は国内からの投稿数はあまり変化がないが、海外からの投稿数がかなり増えている。
・刊行状況はすでに、20巻3号(2010年5月発行)まで決定している。
・経費が増えるにあたり、収入を増やすために掲載料を徴収することを検討する。
・雑誌の郵送希望の方、郵送不要の方を分け郵送料の削減をすることを検討する。
・HPで見出しをすぐ見られるように検討する。
3)ニュース・レター編集委員会について三浦担当理事より、10月15日に第34号を発行した旨報告があった。
4)国際交流委員会について中村委員長より以下の通り報告があった。
・日韓疫学セミナー:1月9日(土)14:30~ 開催予定。ただ今、韓国疫学会にスピーカー2名と司会1名を依頼中。
・2011年8月にエジンバラで国際疫学会が開催され、2014年にはアンカレッジで開催予定である。また、2012 年はジョン・スノー生誕200 年ということで、アンカレッジにて記念講演が行われる予定である。
・A dictionary of epidemiology,5th edition の日本語訳を今回の疫学会(第20 回)までに仕上げる予定だったがずれ込み、来年の疫学会(第21回)までには完成予定である。
5)倫理審査委員会について事務局から東日本・西日本ともに案件がないとの報告があった。
6.日本脳卒中協会から脳卒中対策立法化推進協議会への入会について連絡があり、日本疫学会としては態度を保留として返答したことが報告された。
7.その他
・国際疫学会を2017年に日本にて開催する事を今後検討するよう、理事長から要望があった。
・理事会の現体制での課題としていた事務局固定化は、調整がつかず、次期体制に持ち越しとなった。