- 2012年度第1回日本疫学会理事会 議事録
日時 |
2012年(平成24年)1月26日(木)18:00-20:00 |
場所 |
学士会館 会議室203
〒101-8459 東京都千代田区神田錦町3-28
TEL 03-3292-5936 |
出席者 |
(順不同、敬称略):秋葉澄伯、深尾 彰、辻 一郎、中村好一、山縣然太朗、三浦宜彦、津金昌一郎、山口直人、祖父江友孝、橋本修二、浜島信之、磯 博康、田中恵太郎、森 満、新田裕史、
永田知里、田中英夫、西 信雄、溝上哲也
委任状出席者:中山健夫、黒沢洋一、北村明彦 |
理事会に先立ち、秋葉理事長より、委任状提出者を含めて理事の過半数の出席により理事会が成立していることが確認された。
<協議事項>
1.2011年度第2回日本疫学会理事会議事録(案)および2011年11月1日~2012年1月25日の間の日本疫学会理事会MLにおける協議事項の議事録 (案)が報告され、承認された。
2.下記の2011年度事業内容について事務局より説明があった。
1) 第21回日本疫学会学術総会、第18回JEA疫学セミナー
2011年1月21・22日(森 満 学会長)
「クオリティの高い疫学研究に基づく疾病予防・健康増進を目指して」
学術総会 491名参加、疫学セミナー 137名参加
2) 日本疫学会創立20周年記念講演会
2011年1月21日(かでる2.7北海道立道民活動センターかでるホール)
3) 第1回疫学サマーセミナー
2011年8月20日(東京女子医科大学医学部 臨床講堂2)
4) 会誌Journal of Epidemiology Vol.21(1)~(6)の刊行
5) ニュースレター 第37号、第38号の刊行
6) 功労賞受賞者(敬称略): 森 満(札幌医科大学)
7) 日本疫学会奨励賞受賞者(五十音順、敬称略)
郡山千早 (鹿児島大学大学院医歯学総合研究科 疫学・予防医学)
南里明子 (国立国際医療研究センター国際臨床研究センター疫学予防研究部)
8) 疫学の未来を語る若手の会
第16回疫学の未来を語る若手の集い
(2011年1月20日 かでる2.7北海道立道民活動センター 820研修室)
9) 国際交流委員会
第19回国際疫学会参加費補助対象者(12名)
IEA / JEA joint membership
10) 日本疫学会倫理審査委員会: 審査件数 1件(西日本)
11) 統計利用促進委員会: 会員へのアンケート実施
12) 評議員再任手続き
13) 会員名簿・規則集の発行(2011年10月)
3.2011年度決算について事務局より説明があった。
《収入の部》
・日本学術振興会科学研究費補助金1,100,000円を獲得した。
・会費の未徴収分があり、会費収入が当初見込みより約100万円少なかった。
《支出の部》
・【JE編集委員会】2011年度4月から編集事務を委託することとなり、その費用が約260万円発生しているが、代わりに人件費が不要となるため、全体の支出としては約200万円抑えられた。
・【倫理審査委員会】今年度は1件の申請があり、97,000円の支出があった。
・【事務費】事務局の連絡通信費が120,000円超過しているが、会員名簿作成等で会員への連絡回数が多かったためである。
《特別会計》
・特に収入支出に変化はなかった。
次いで監査結果が西監事から報告され、承認された。
4.2012年度事業計画について事務局より下記の説明があり、承認された。
1) 第22回日本疫学会学術総会、第19回JEA疫学セミナー、
学術委員会・理事会企画シンポジウム、市民公開パネルディスカッション
2) 2012年第2回疫学サマーセミナー (未定)
3) Journal of Epidemiology
Vol.22(1)-(6)の刊行
4) ニュースレター 第39号、第40号の刊行
5) 日本疫学会功労賞・名誉会員
6) 日本疫学会奨励賞
7) 疫学の未来を語る若手の会
8) 国際交流委員会
9) 広報委員会
10) 日本疫学会倫理問題検討委員会
11) 日本疫学会倫理審査委員会
12) 臨時委員会
学術委員会
疫学研究支援委員会
統計利用促進委員会
選挙規定検討委員会
疫学専門家養成検討委員会
13) 理事・理事長選挙
5.2012年度予算について以下のように提出され、承認された。
《収入の部》
・JEの掲載料:1,000,000円を計上。
・日本学術振興会科学研究費補助金が支給されることを前提に800,000円を計上。
《支出の部》
【JE編集委員会】編集事務委託費として3,171,000円の支出予定。
【理事・理事長選挙】理事・理事長選挙費用として700,000円を支出予定。
《特別会計》
・創立20周年記念HP掲載記事の英文校正費として50,000円を支出予定。
6.倫理審査委員会設置要項および倫理審査申請書の改訂案について、山縣 倫理問題検討委員長より説明があり、承認された。「疫学研究を実施するにあたっての倫理指針」については、今後、議論を重ね見直す方向で了承された。
7.評議員の推薦および再任について
1)新規推薦について以下の通り事務局から報告があり、承認された。
中田 由夫(筑波大学医学医療系・助教)
2)現評議員の2012年度の更新について
2012年度1月26日現在において、再任希望139名、定年退任11名、再任希望なし30名、無回答2名であることが事務局より報告された。無回答2名については「再任希望なし」の扱いとすることで承認された。
8.倫理審査委員会(東日本)委員について
前回の理事会で、未定であった東日本の倫理審査委員会委員(法律の専門家)について、下記の候補者の推薦があり、承認された。
小西 知世 (明治大学法学部)
9.その他
1)理事選挙における各地域ブロック別の理事定数については、選挙管理委員会にて確認することとした。
2)次回理事会は2012年4月7日(土)の予定
<報告事項>
1.庶務報告:以下の件について事務局より報告があった。
1) 会員数(2012年1月20日現在)
名誉会員 27名、評議員 182名、普通会員 1,346名 合計 1,555名
※ 2010年度 新規入会者 121名、退会者 101名
2) 年会費納入状況(2012年1月20日現在)
2010年度会費納入義務あり会員 1,528名中、納入者数 1,129名(未納入者数: 399名 )
3) 疫学会通信(2012年1月20日現在)
登録者数: 1,333名(85.7%) 2011年発行回数: 22回
4) 2012年1月28日をもって定年(満63歳)退任予定の評議員(五十音順、敬称略)
会員番号 |
役員名 |
氏名 |
生年 |
所属機関名 |
職名 |
評議員就任日 |
174 |
評議員 |
岡本 直幸 |
1948 |
神奈川県立がんセンター 臨床研究所がん予防・情報学部 |
部門長 |
1991/1/24 |
162 |
評議員 |
小野 雅司 |
1948 |
国立環境研究所 環境健康研究センター |
フェロー |
1991/1/24 |
191 |
評議員 |
笠松 隆洋 |
1948 |
神戸市看護大学 健康科学 |
教授 |
1995/1/25 |
211 |
評議員 |
久代 登志男 |
1948 |
日本大学医学部 総合健診センター |
教授 |
1991/1/24 |
216 |
評議員 |
濃沼 信夫 |
1948 |
東北大学大学院医学系研究科 医療管理学分野 |
教授 |
1995/1/25 |
227 |
評議員 |
佐々木 英夫 |
1948 |
広島原爆障害対策協議会 健康管理・増進センター |
所長 |
1991/1/24 |
62 |
評議員 |
角田 透 |
1948 |
杏林大学医学部 衛生学公衆衛生学教室 |
教授 |
1991/1/24 |
306 |
評議員 |
中川 秀昭 |
1948 |
金沢医科大学医学部 公衆衛生学教室 |
教授 |
1991/1/24 |
341 |
評議員 |
廣田 良夫 |
1948 |
大阪市立大学大学院医学研究科公衆衛生学 |
教授 |
1991/1/24 |
345 |
評議員 |
藤田 委由 |
1948 |
島根大学医学部 公衆衛生学講座 |
教授 |
1995/1/25 |
675 |
評議員 |
武藤 孝司 |
1949 |
獨協医科大学 医学部 公衆衛生学講座 |
教授 |
1998/1/28 |
5) 各種アンケート
*日本医学会法人化および分科会費用負担に関するアンケート(日本医学会)
*次期国民健康づくり運動プランへの意見(厚生労働省・次期国民健康づくり運動プラン策定専門委員会)
2.各委員会報告
1) 国際交流委員会
中村理事より、2017年国際疫学会招致活動について国際疫学会宛てに招へい状を提出したことが報告された。開催地の選出方法等については、今後決定されるとのことであった。
2) 広報委員会・ニュース・レター編集委員会
津金広報委員長より委員会活動内容および検討課題について下記の報告があった。
① ニュースレターの発行
No38(永田編集委員長)2011年10月15日発行
No39(新田編集委員長)2012年4月予定
No40(田中(英)編集委員長)2012年10月を予定
No41(山縣編集委員長)2013年4月を予定
② 学術総会時の市民公開講座開催への支援
③ 「次期国民健康づくり運動への意見書」の作成と提出
④ 「日本の主なコホート研究の紹介」を学会HPで掲示(日本語および英語)の検討
⑤ 「コレステロール問題に対する疫学会としての見解」の公表を検討
3) Journal of Epidemiology 編集委員会
磯 編集委員長よりJEの投稿・査読状況及び発行状況について報告があった。
4) 学術委員会
疫学サマーセミナーの企画等についてコーディネータの中山理事と調整することが確認された。
5) 疫学研究支援委員会:中村委員長より、新たな申請はなかったことが報告された。
6) 統計利用促進委員会
祖父江委員長より、日本疫学会会員を対象としたアンケート調査結果について報告があった。「公的統計の疫学研究への二次的利用に関する調査」報告書を学会HP上で公開することが承認された。
7) 選挙規定検討委員会
理事会申し合わせ事項「理事長の選出について」の変更(理事会ML上の協議で承認済み)を確認した。
3. 第22回日本疫学会学術総会準備状況について、山口学会長より説明があった。
4. 第23回日本疫学会学術総会準備状況およびプログラム概要について、磯 次期学会長より説明があった。
日程: 2013年1月24日(金)~26日(土)
会場: 大阪大学 コンベンションセンター
メインテーマ:「疫学と東洋の知の形成」
5. その他の報告が事務局からあった。
1) 日本疫学会20周年記念関連記事の英訳を学会HP上で公開した。
2) 2012年3月10日に日本人類遺伝学会GMRC制度講習会・恒久認定試験が行われる。
3) 日本糖尿病学会から、HbA1c国際標準化の基本方針および表記の方針について依頼があった。