演者および演題名
(予定) |
-
Epidemiology and 'big science': the prospects of cohort studies.
Professor and chair, Department of Epidemiology, Erasmus Medical Center, Netherlands
Albert Hofman
In 2002 Sir Richard Doll wrote, after more than half a century of cohort studies on lung cancer and occupational diseases, that “…cohort studies in the modern sense…have established themselves as essential tools for epidemiological research…and cohort studies have, I suspect, an even more important part to play in the future of medical research than they have had in the past”. This presentation will elaborate on the crucial role of cohort studies in medicine, amongst others in genome-wide association studies of genes, and in studies of blood biomarkers and imaging characteristics in the etiology and early diagnosis of major diseases.
-
UK Biobank – a unique resource of global significance to improve the health of future generations.
Head of Communications, UK Biobank, United Kingdom
Andrew Trehearne
講演者が変わりました。
-
オーダーメイド医療実現化プロジェクトと個別化医療・個別化予防
理化学研究所統合生命医科学研究センター・副センター長 兼
基盤技術開発研究グループ・グループディレクター
久保 充明
過去10年間の急速なゲノム医学研究の進歩により、がん、糖尿病、心筋梗塞などの多くの多因子疾患における遺伝要因の関与が解明されつつある。オーダーメイド医療実現化プロジェクトは、20万人の患者さんの協力を得てバイオバンク・ジャパンを構築し、多数の疾患や薬剤反応性の関連遺伝子を同定してきた。今後、これらの成果を個別化医療・個別化予防の実現につなげていくためには、特定の患者サンプルを大規模に収集する患者バンクと一般集団を長期に追跡する住民バンク(ゲノムコホート)の密接な連携が不可欠である。
-
ゲノムコホートとバイオバンク:国立がん研究センターにおける取り組み
国立がん研究センターがん予防・検診研究センター・センター長
津金 昌一郎
国立がん研究センターの使命は、がんの原因究明と本態解明による予防法と治療法の開発であるが、そのための研究インフラとして、コホート研究やバイオバンクは必須である。これまでに、地域住民を対象として、ゲノムコホートとしての機能を有する大規模コホート研究やがん患者を対象とした受診者バイオバンクを構築しながら、その使命を果たすべく研究を行ってきた。本セミナーにおいては、その取り組みについて紹介する。
-
東北メディカル・メガバンクにおけるゲノムコホートとバイオバンク
東北大学災害科学国際研究所災害公衆衛生学分野・教授
栗山 進一
被災地を中心とした宮城県・岩手県の地域医療再建と健康支援に取り組みながら、健康調査や遺伝情報の研究を基に一人ひとりの体質に合った医療の実現を目指して、東北メディカル・メガバンク事業が開始された。この目的のため、妊婦・生まれる子・父親・祖父母を対象とした7万人以上からなる三世代コホート、20歳以上の成人からなる8万人の地域住民コホートを形成しようとしている。本講では特に、de novo mutation の同定まで視野に入れ、遺伝継承性に基づく効率的病的遺伝子変異探索を目指した三世代からなるコホートの有用性を議論する。
|